「みらいぶっく」で研究が紹介されました

河合塾が運営する『みらいぶっく』に記事が掲載されました。
「みらいぶっく」では,科研費採択研究の魅力・新しさを中高校生に伝えることを目的に「こんな研究をして世界を変えよう」特集を組み,社会につながる学問・研究・学び等を紹介しているそうです。その一つとして私が行っている「道と人」に関する研究を紹介していただきました。ご笑覧頂ければ幸いです。

https://www.miraibook-research.net/theme/l2517/

原稿執筆時(3月)には,萌芽研究として歩く旅の心理過程に注目をした研究を行っていましたが,その後(4月)新たに基盤研究(B)が採択され,そこでは「道」を活用した地域住民との相互作用,「道」があることによる地域間交流や活性化へも議論を拡げています。もともとこのテーマに取り組みたかったけれど,なかなかうまくまとめられずにおり,テーマを絞って萌芽研究で凌ぎ,3年越しでようやく採択されました。今は新型コロナの影響もあり,思ったように研究が進められていないことを思うと,タイミングの悪さがなんともかんとも。

『ワードマップコミュニティ心理学』刊行

WM コミュニティ心理学 新曜社から『ワードマップコミュニティ心理学—実践研究のための方法論』が刊行されました。ワードマップシリーズとしてはちょっと厚めの360ページのボリウムです。日本コミュニティ心理学会研究委員会の編纂ですが,私も,研究委員会のメンバーとして編集に携わりました。
 本書の特徴は,各執筆者が,自らが行なっている実践的研究事例をとりあげ,研究のきっかけやフィールドへの入り方から解説している点です。
 コミュニティ心理学の研究対象は多岐に渡るわけですが,往々にして初学者の方は,何らかの問題関心を持ちながらも,そのフィールドにどのようにアプローチして良いのか悩みがちです。もちろん私もそうでした。
 また,どのような研究法を採用するのが良いのかも重要な問題で,頭を悩ませます。研究対象は何なのか,明らかにしたいことは何なのか,解決したい問題は何なのか,こういったことによって,研究方法は定まってくるわけですが,一筋縄にはいきません。
 コミュニティ心理学でよく用いられている研究法には,質問紙を用いた計量的なものやプログラム評価から,フォーカスグループインタビュー,GTAなどなど多様な手法が用いられています。それだけではなく,実践的価値が求められるため,さらに研究を進めていくことに困難さがつきまといます。
 本書ではそれらの様々な研究法について,その特徴,メリット,デメリットを紹介しています。また,それだけではなく,各研究者がなぜ,その研究法を採用したのかについても言及することで,コミュニティ心理学の実践研究を効果的に学ぶことが出来るよう工夫されています。
 コミュニティ心理学の初学者や大学院生だけでなく,現場で実践的な取り組みをする中で,科学的なアプローチによる分析を試みたいと考えている方など,多くの方のお役に立てれば幸いです。

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以下のような構成になっています。(私は4-2,7-4を分担執筆しています。)

珈琲ミル メモ

いままで,研究室では珈琲豆を挽くのにナイスカットミルを利用していた。
歯を1回交換して10年間くらい利用してるけど,まったく不満はない。
自宅ではカリタのダイヤミルを利用していたのだけど,
最近,自宅でも珈琲を飲む頻度が増えてきたし,一度に入れる量も増えてきたので,
新しい電動のコーヒーミルを買うことに。
ダイヤミルは大学1年生の頃,頑張ってお金を貯めて買った思い出の品。
こちらも2度ほど刃を替えつつ,もう20年選手。こちらも何の不調もない。
NEXTGとさんざん悩んだ結果,定番のみるっこに決定。
で,どちらを自宅用にしようかと考えるため,とりあえずは研究室で淹れ比べ。
みるっこが臼式で,ナイスカットミルがカット式なので,
そのことによる味の違いが,どんなもんかなぁとワクワク。
以前の自宅のミルも臼式だけど,やっぱり挽き目がばらついてて微妙だった。
左がナイスカットミル,右がみるっこ
みるっこデカい

 

 

 

 

 

 

 

 

自分が購入するときに,いろいろネットで調べて参考にしたので,とりあえず,公開。

 

豆は グァテマラ サンセバスティアン農園パカマラナチュラル

ミラー  みるっこ  ナイスカットミル
挽き目   7(10段階) 6(8段階)
豆の量   12.0g     12.2g

 

 

 

 

微粉除去後 10.6g   10.8g
     

 

 

 

微粉率   11.66%   11.48%
抽出時間  185秒   175秒
抽出温度  89度    88度
抽出量   180cc   180cc

 

 

 

 

 
基本的な条件は,ほぼ同一。

  • みるっこ
    甘味がしっかり出る
    よく味が出てる気がする
    冷めてくると雑味も感じるかも
    後口のナッツ感も感じられる
  • ナイスカットミル
    スッキリ
    甘味よりは酸味を感じる。雑味は少ない。
    冷めてくると酸味が強く出すぎる
    後口のナッツ感は感じられにくい

もともと,フルーツの風味が強く,癖があるというかインパクトの強い豆だったからの結果なのかも知れない。
微粉については,ほぼ同じ程度だったけど,ぼくがどのくらいしつこく振るうかにも依った気がする。
どちらも美味しいのには違いない。
こうやって並べて飲んでみると分かる程度の違いかな。
もちろん,ナイスカットミルのすっきり感とみるっこのしっかり感の違いはハッキリとあるけど。
微粉を取り除かずに淹れた場合は,案外そんなに変わらないのかなとかも思ったり。
多分,妻はスッキリ系が好きなので,自宅がナイスカットミルかな。

調査のご協力ありがとうございました

山登りに関する調査を,現地およびWeb上で多くの方にご協力いただき,誠にありがとうございました。上高地も,先日閉山式を迎え,アルプスの山々は冬の様相となって参りました。多くの方にご協力いただいた本年の山登りに関する調査は,いったん終了にしたいと思います。

例年に比べると雪の便りは遅れているようですが,日々寒さを増してきております。私は,冬山に登るほどの技術が無いので,しばらく山は眺めているだけですが,近いうちにまた,山でお会いできる日を楽しみにしております。

調査の結果については,近いうちに本サイトなどを通じて,ご報告したいと思いますので,ご笑覧頂ければ幸いです。
涸沢20160910

科研の内定!?

たぶん、内定。

苦節3年、これでダメならこのテーマは諦めようと思っていたテーマ。

基盤Cで取れたので、このネタをもっともっと温めて、期間が終了したら

今度は基盤Bだ!!